第1回研修ゲーム会〜ゲーム×研修活用の可能性〜
3月14日に、名古屋市内の研修ゲーム会に参加してきました。
研修ゲーム会の主催は、中小企業診断士である加藤亘さん。
僕も過去に、メイキットという地域の魅力を活かすゲームをプレーしており、ゲームを通じた交流+新たな学びと発見がある事はとても良いと思っていて、研修ゲームに興味があり参加しました。
メイキットのゲーム模様
地域を活かす新たなアイデアを発見するメイキット|京都四条 開催レポート
今回は、研修ゲームの概要説明から実際にゲームをいくつかプレーしました。
その研修ゲーム会の様子をお伝えしていきます。
研修ゲームとは?
主催者、加藤亘さんより、研修ゲームに関する説明がありました。
なぜ、研修をゲームで行うのか?
実例を踏まえてお話がありました。
・研修目的
人材を育成するためのもの
↓
組織・事業を存続・発展させるために、従業員にスキル、能力を獲得させること・研修ゲームに必要な条件
ゲームからの体験が狙っている学びと結びついている必要がある
↓
ゲームをプレーして得られる事が、狙っている学びと獲得させたいスキル・能力はリンクしている事。
ゲームの質は、それほど高くないゲームから、かなり高いゲームまである。
研修ゲームの実例として…
・マーケティングタウン
・Bizstorm
・サイゼリアの「オリジナル店舗運営ゲーム」
・キャッシュフローゲーム
・マネジメントゲーム
今後、研修ゲーム会を定期的に行いつつ、仲間・情報・ゲームを集めていきたい。
今回は、簡単な概要紹介と実際に研修ゲームとなる・なりそうなゲームを2つプレーをしました。
パン買ってこい〜判断力・状況確認力が見えてくる〜
簡単なゲーム内容を説明しますと、カードで指示された条件のパンを1分間で買ってくること。
毎回メイン1つ、サブ3つの条件があり、それに合うパンのカードをとってくる。
それだけの事のように思えるルールなのですが、プレーしてみるとこれまた奥が深い。
プレー自体もおもしろかったのですが、そこからの学びがありました。
条件はすぐに全部は見れない、考えすぎると1分はすぐきてしまう。プレーヤーの判断力や条件をしっかり見ているかなど、ゲームをしている姿から見えてくる。
など、条件に合うパンを選べたかの楽しみ+プレー中の対応から、プレーヤーの普段の行動が見えてくるのは、すごいなと思いました。
パンデミック〜1人勝ちでなく、みんなで勝つor負ける〜
続いては、2グループに分かれてゲームを行ったのですが、僕がプレーしたゲーム「パンデミック」をご紹介します。
・簡単なゲーム目的
世界中に広がっていく病原菌を、プレーヤー全員で協力して治療薬を作って防ぐと勝利。
逆に、病原菌が一定条件以上に広がってしまったら敗北。
というものです。
ルール上、全員バラバラで1人で勝とうとすると、ほぼ勝てないようになっています。
そのため、プレーヤー全員が話し合いながらプレーを進めないと勝てないようになっています。
4人でプレーをしましたが、プレーヤー事に共通してできる事と、個別にできる事があり、現在の状況に対して、どう動いていくかを話し合いながら進めていきました。
大人4人が勝利するために、真剣に意見を出し合い進められるのはおもしろかったです。
ゲームをしていて思った事。
実際のビシネス現場での「個性を活かす・協調性・現状を見る事」などにもつながると思いました。
…こちらは不謹慎ですが、コロナウィルスの事があり、リアリティも高かったです。
また違うテーブルでも、楽しくも熱中してプレーしている感じでした。
ゲームを研修に活かせるのか?
今回の研修ゲーム会、4時間ほどでしたが、あっという間に時間が過ぎて終わった印象でした。
参加された皆さんも、楽しく熱中したように思います。
個人的に感じた事として、ゲームの体験は、プレーをするため自分事となり、喜怒哀楽の感情も入りやすく、体感から経験へ。そして学びにつなげられるのではないかと思いました。
実際に研修となると、知識的な講義も必要と思いますが、「知識+経験→実践へ」とつながるように思いました。
この研修ゲーム会は、今後も定期的に開催していくとの事ので、また参加したいと思います。
ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました。