地域を活かす新たなアイデアを発見するメイキット〜長崎 HafH Nagasaki SAI〜
10月5日(土)に、長崎で参加したメイキットゲームのレポートをお送りします!
なぜ、名古屋在住の関上が長崎まできたかというと、今回おもしろそうだからで名古屋から参加しました。
メイキットは初めてのプレーでしたので、1から説明をしっかり伺いました。
◆メイキットのゲーム目的
まちの中にある『資源』や『魅力』を使って、 様々な要望が書かれた『まちの声』にこたえるアイディアを発表するゲームです。 まさかの組み合わせに『発想力』で立ち向かい、メイキット(できた)を目指します。
冒頭のあいさつ
今回の主催者は、タビジストである小嶋さんと国内外の滞在施設が毎月定額で利用可能なサービスを提供している「HafH」です。
まず始めに、HafHスタッフで長崎大学経済学部の学生さんでもある小浦悠さんより、共同主催者である小嶋さんの紹介と、会場であるHafH Nagasaki SAIのコンセプトを説明していただきました。
HafHのコンセプト
「1つの場所に捉われて働く必要がなくなってきています。都会に住んでいなくても、好きな場所で働ける時代に。
「旅する」「暮らす」「働く」の組み合わせは自由自在。HafHを通じて、出会いや学びの可能性が無限大に広がります」
URL:https://hafh.com/ja/building/sai/
続いて、
メイキットの概要と全体の流れを説明していただきました。
メインの仕事は、中小企業診断士。名古屋から全国に飛び回って仕事をされています。
アイデアを出すためにはまず街の魅力を発見する!
という事で、街中散策に向かいました。
街中散策〜要所に風情ある街並みを残している〜
今回は、3人と4人の2チームに分かれて、1時間半ほど街中を散策してきました。関上がいたチームの散策風景をお伝えしてきます。
まずは観光通りへ。
長崎の繁華街で、屋根がすごく高く建物も2階建てのもので構成されています。
待ち合わせに使えそうな、HAMACROSS前
文房具屋と併設していたマルシェ
大正14年創業、今も営業しているカレー屋
観光通りを出たあたりあったお店。看板が昭和を感じさせます。
お寺? 海外の文化が溶け込んだ建造物。
旧磨屋町のマップ。昔は刃を磨ぐ職人さんが多かったみたいです。
最後は、Hafh Nagasaki SAI近くにあるめがね橋へ
最後は、1960年から続くチリンチリンアイスで一息。
販売しているおばあちゃんは、手慣れていて親しみやすい方でした。
あっさりプレーン味で、シャクシャクいただきました。
とこんな感じで散策していたら、あっという間に1時間半ほど経過しHafhへ戻りました。
歩いて得たものを基にメイキット開始です。
メイキット開始〜生まれたアイデアは??〜
メイキットでは、「マチノミリョク・マチノコエ・マチノシゲン」の3種類のカードを使用します。
マチノミリョクカードは一部空欄カードがあり、それは、参加者が街中で見て思いついた魅力を書き出します。という事で書き出しからスタートしました。
メイキット 大まかなルール
準備:各プレーヤーは、マチノシゲンカードを3枚引く
1人は、アイデアをメモする係りをする。1.順番にきたプレーヤーは、マチノコエカードを1枚引く
2.マチノミリョクを3枚引く
3.1と2で出たカードを基に、アイデア発表
手持ちのマチノシゲンカードを0〜1枚・ミリョクカードを0〜1枚使い、マチノコエの課題を解決するアイデアを出す
4.アイデアに対し、他のプレーヤーは使えるかどうかの判断を仰ぐ
全員右手を前に出し、OKの場合は親指を上げる。
終了時、使用したコエ・シゲン・ミリョクカードは捨て、カードを補充する5.次のプレーヤーに移り、1〜4を行う。
ゲーム中に出たアイデアの一部をご紹介します。
・長崎を知るために歩いて体験させる
・テレビやアニメのメディアを使った人材育成
・旅前のアプローチ、情報発信
・アジアと欧米の旅の仕方の違い、休みのとり方や質は違う
・子育て世代、小学生の子供が親が返ってくるまでの夕方〜夜の過ごし方
課題解決、新たな魅力の発見や創造に繋げられるアイデアが上がり、アイデアに対し、もっと良くするためにどうしたらよいのか? 話し合いながら進行しました。
参加者7名が1周プレーした所で、ちょうど時間になり終了。
アイデアを考える事、アイデアに対して意見を出す、新たな発想が生まれ良かったと思います。
メイキット ゲームを終えて
僕は初めてのプレーでしたが、街中散策してからゲームをするのは、地域の魅力を身近に触れてアイデアを考える、ゲーム中にみんなでアイデアを出すのはとてもおもしろいと感じました。
また、参加者同士の交流も街中散策やゲーム中にできる事は、メイキットの魅力の一つだと思いました。
そして、地元の人と外部の人が共にアイデアを考える。
これは、地元の人だからわかる事と外部の人の第3者目線により、地元の人のしっかりした魅力に違う目線で見る事から、新たな発想が加わったアイデアが生まれる。
地元の人だけだと、魅力を引き出せても視野が狭くなりやすい、外部の人だけだと、魅力を引き出すのは難しい。それらを解決し、新たな発想が生まれるので、とても良いゲームだと思いました。
ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございました!
道を作るシェルパ
関上 直人
関連リンク
・メイキット
http://makeit-game.mystrikingly.com/
・Hafh Nagasaki SAI
https://hafh.com/ja/building/sai/
・タビジスト マルコこと小嶋さんの紹介記事