電子書籍をブランディングで使いたい人は知らないと恥をかく文章知識
文章の体裁が整っていない電子書籍は「マイナスブランディング」
最近、電子書籍出しましたって話を聞く機会が増えました。
それはとっても嬉しい事だと思っています。
電子書籍の場合、出版方法は多岐に渡ります。
大手出版社、中堅出版社、個人で出版業されている方。
大手や中堅の出版社は、しっかりされているので、これという事はないです。
問題は個人で出版業されている方です。
僕もweb編集者として電子書籍の製作、下請けとしてデータ変換作業をする事もあります。
もちろん紙の書籍も読みます。
ですので、どうしても気になってしまう事がありますが、本の内容にどうこういうつもりはありません。
問題は、文章の体裁です。
個人出版の場合、大抵費用が安いです。そこで問題になるのが体裁です。
明らかに個人出版だと思われる書籍を読むと、違和感感じる事が多々あります。改行したら全角スペース…ない。空行多すぎて内容読み取りずらい、少なすぎて重たい…
ってなったら、大抵読まれなくなります。悲しいですが事実です。
偉そうな事いう僕も出版社に務めた事はありません。
代わりに独学+長年ライターをしている人に文章作法を習って、数を請け負い、いっぱしに文章編集できるレベルまで引き上げました。
wikipediaでも、下記の表記がされています。
電子書籍(でんししょせき)とは、紙とインクを利用した印刷物ではなく、電磁的に記録された情報のうち、従来の書籍(雑誌を含む)を置き換える目的で作成されたコンテンツをいう。そのため目次、ページ送り、しおり、奥付など書籍としての体裁を整えたものが多い。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E6%9B%B8%E7%B1%8D
果たして、本が売れればいいのでしょうか?
あなたが仮に出版したいから、電子書籍で出版して中身を読んだ人から「あなたの本、読みにくいね」って言われたら悲しいと思います。
しかも、著者の方のほとんどが初めて本を出す人なはずです。
本を出すってそんな人生でそうない事、例えるなら一般人が全国放映のTVに出演できたくらいの希少性。
本出す目的、ほとんどの方が、何かを知ってもらいたい。商品やサービスを売り出す一環なはず。
読みづらい本を読んで、次につながるのか疑問に思うが故に、残念な気がしてなりません。
いけないとは言わないですが、イエローカード出したい気分です(笑)
電子書籍市場がもっと成長していくためには、大手出版社だけでなく、僕みたいな個人または少人数でやっている出版業の方が増えていき、利用者が増えていく必要があります。
一般の方に電子書籍の話をすると、大抵知らないかマンガだけ読んだ事ある現状だからです。
だからこそ、ただ本を売り出すのでなく、ある程度は質も求められると思うんです。
質を上げる、内容は著者の方が何を書くかですが、体裁を整えるのは出版を受けた会社の責任。
例え、個人でもそれは一緒のはずです。
そのため出版社を選ぶ時は、ぜひその出版社が出している本を必ず1冊は読んでみて下さい。
提示されてる実績、その場の話のみで見て決めると、出来上がりみてあれっと思うかもしれません。
1人でも多くの人が、出版してよかったと思ってもらえるようにやっていきます。
今さえよければいいような気がしてならない。
そんな個人的なわがままもありなお話でした。
web編集者
関上 直人